近年、EFA達成に向けてECD(Early Childhood Development)分野における国際協力の重要性が認識されている。それは、幼児教育(就学前教育)を拡充することにより、学習へのレディネス(readiness to learn)が形成され、それに続く初等・中等教育のアクセスと質の拡充につながるという考え方に基づいている。しかし我が国の幼児教育分野におけるこれまでの協力経験は、きわめて浅い。
我が国の幼児教育分野における国際協力を活性化し、体系的に行っていくための基盤を形成することを目的とする。
この課題では、次のことを行っています。 日本の幼児教育の集約および、国際社会における幼児教育の現状およびECD分野における取り組みの現状と課題の整理を行う。これらを元に、幼児教育分野における活動を行う方が自由に参照し活用できる情報提供システムを構築する。ハンドブック等の提供、および研修プログラムの提案などを行うことによ り、具体的な活動に役立つツールを提供していく。 当拠点が中心となり情報交換・意見交換を目的としたネットワークを形成することにより、幼児教育分野における国際協力の基盤づくりを目指す。
この課題では、次のことを行っています。
幼児教育における研修プログラムの提案 幼児教育分野における研修は、我が国においてはまだ本格的に実施されておらず、研修プログラムが開発されていない。そこで研修プログラムの開発・実施・評価を通して、効果的な研修プログラムを提案する。 日本の幼児教育を集約したツールの提供 世界的に評価の高い日本における幼児教育の経験をより効果的に活用するため、ハンドブック(実践編および歴史編)や映像資料等のツールを提供する。 知識の集約および情報提供システムの構築 日本の幼児教育および国際機関におけるECDプロジェクトに関する資料の集約・レビューを行い、幼児教育分野の国際協力に関する活動を行う方々が参照できるような情報提供システムを構築する。 幼児教育分野における途上国支援ネットワークの形成 セミナー・シンポジウムの開催等を通して、実践レベルでの豊かな経験を持つJICAやNGO、幼児教育についての学問的蓄積がある大学、また途上国の政府や研究者が、情報交換・意見交換を行えるネットワークを形成することにより、今後の我が国の幼児教育分野における途上国支援を活性化・体系化するための基盤を形成する。
「幼児教育ハンドブック」日本語版 「幼児教育ハンドブック」英語版 「平成15年度拠点システム事業報告書」 アーカイブスに本課題が登録したデータ (アーカイブスへ)
実施機関: お茶の水女子大学 子ども発達教育研究センター(15・16年度) 開発途上国女子教育協力センター(17年度) 課題代表: 浜野 隆 実施年度: 平成 15 年度 〜 17 年度 課題のHP: http://www.kodomo.ocha.ac.jp/~eccd/home.htm