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学校保健分野における教育協力についての調査研究事業

背 景

 保健医療の水準が低く、国民の栄養状態、健康状態に多くの問題を抱える国々では、一般に児童生徒の健康(学校保健)にも多くの解決するべき問題を内在しており、また児童生徒の健康に関する知識・意識も低く、間違った健康行動、態度による健康問題も枚挙にいとまが無い。これらの国や地域では、一般に学校保健に対する意識や諸施策が未熟で、学校保健組織、学校保健要員、学校保健の技術知識、保健教材・教具にも多くの改善すべき問題を抱えている。これらの問題は日本からの協力によって改善できる諸点が多く、日本が明治以来蓄積してきた学校保健に関する知識、技術、方法や組織的な活動方法を開発途上国に提供・協力・支援することはおおきな成果を当該地域の学校保健および教育全般にもたらすと考えられる。

目 的

本調査研究事業では、以下の3つを事業目的とする。

  1. 開発途上国の学校保健の問題を整理し、またこれに対して、わが国の経験をどう活かせるかについて検討して、いかにしてこの事業を実現可能なものとするかの「学校保健協力のモデル」の作成をする。
  2. 分野別の課題に対応したマニュアルおよび教材を開発して実際に利用に供せるようにする。
  3. 学校保健諸分野別の現状を評価し改善するモデルを構築し、その改善効果を評価する方法を構築する。この事業でカバーしようとする主たる分野は「学校環境衛生」「安全教育・指導」「栄養教育および発育発達指導」「保健指導(生活習慣の改善)」などであり、学校、地域にあったマニュアル、教材を作製し、これをもって実際の改善プログラムを提案していく。
  4. 実際に途上国でこれらのモデルプログラムを実施して、その有効性と問題点を明らかにする。

具体的な機能

 この課題では、次のことを行っています。

  1. 開発途上国の学校保健の諸問題を分野別に整理
  2. わが国の経験と実際の現地調査結果を活かした具体的な分野別の支援・協力モデルの検討・開発
  3. 「学校環境衛生」「学校安全」「生活習慣の改善」「児童生徒の発育発達の評価と運動・栄養」などの分野における改善方策の実施可能性に関する研究。
  4. 改善方策実施の事前事後で評価を行い、具体的な調査研究の成果を示す。
  5. 「学校環境衛生」「学校安全」「生活習慣の改善」「児童生徒の発育発達の評価と運動・栄養」などの分野に関する指導用のマニュアル作成および、その有効性の検討。
  6. 国内・国外における学校保健分野の専門家の登録を行い、協力可能性についての具体的な情報収集を行う。また人材データベースを構築する。
  7. 専門家を対象にして国際学校保健協力方法つきデルファイ法調査を行い、これらを基にした支援・協力方策をまとめる。
  8. 国内、国外においてワークショップを行い実際に改善できる可能性のある支援・協力モデルを提案する。
  9. 実際にモデルプログラムを実施して、有効性と問題点を明らかにする。
  

組織図

コンテンツ作成ポリシー

  1. 協力諸外国における学校保健諸分野別の現状に関する情報を収集し評価した上で援助モジュールを構築し具体化すること。
  2. 我が国がこれまで蓄積してきた学校保健の技術知識、保健教材・教具にいたるまでを、協力諸外国におけるニーズにあった形に改良しつつ提供すること。
  3. 学校保健諸分野別に協力方策を開発すること。
  4. 地域にあったマニュアル、教材を作製し、これをもって実際の改善プログラムを提案していくこと。
  5. 学校保健諸分野に関する総論的な部分はコンパクトにまとめ、具体的な改善方策を明記したマニュアルの提供を行うこと。
  6. 改善方策の実施に伴う効果を評価し提供すること。
  

成果報告書等

基礎情報

実施機関: 大妻女子大学
課題代表: 大澤 清二
実施年度: 平成 15 年度〜 17 年度
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