保健医療の水準が低く、国民の栄養状態、健康状態に多くの問題を抱える国々では、一般に児童生徒の健康(学校保健)にも多くの解決するべき問題を内在しており、また児童生徒の健康に関する知識・意識も低く、間違った健康行動、態度による健康問題も枚挙にいとまが無い。これらの国や地域では、一般に学校保健に対する意識や諸施策が未熟で、学校保健組織、学校保健要員、学校保健の技術知識、保健教材・教具にも多くの改善すべき問題を抱えている。これらの問題は日本からの協力によって改善できる諸点が多く、日本が明治以来蓄積してきた学校保健に関する知識、技術、方法や組織的な活動方法を開発途上国に提供・協力・支援することはおおきな成果を当該地域の学校保健および教育全般にもたらすと考えられる。