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家政分野における派遣現職教員の活動支援教材および指導法の開発

日本女子大学家政学部被服学科
佐々井 啓

1. 事業の目的

 派遣教員の活動支援のためのより実践的な教材の開発と作成を行う。家政分野を軸として、途上国の人々の生活の向上に緊要性の高い保健衛生、健康、環境等の内容も視野に入れ、家政との関連で充実させる。さらにこれらを使った参加型学習の指導過程や、作成した教材の使い方等の検討を行い、派遣教員が効果的に学習指導できるような指導法を提案する。 

  1. 現職の派遣教員への支援を主たる目的とした教材の開発
  2. 派遣教員用ハンドブックの作成
  3. 具体的な指導方法の検討
  4. 派遣教員による現地での教材・ハンドブックの活用とその有効性の確認・改善
  5. 地域の児童・生徒の親・家族をも巻き込んだ成人教育も視野に入れる

2. 事業の実施方法・具体的な活動内容

  1. 活動支援にかかわる主な領域―家政、保健衛生、健康、教育、消費、環境―にわたる各分野において、専門分野を超えた複合的、相互的観点や内容を盛り込んで教材を開発した。
  2. 途上国の教育協力専門家、教育現場での長い教員歴を有する専門家及び文部科学省での豊富な指導経験者から、実践的で現場に役立つ教材及び指導方法への助言を得て検討・修正を行った。
  3. 派遣教員経験者、途上国における自立のためのライフスキルサポートのNPO活動実践家、現地の教育指導者等へのヒアリングを行って、教材や指導法についての助言を得た。

3. 事業の成果

  1. 活動支援にかかわる家政分野の教育教材の開発を行い、その成果をアフガニスタン女子教育支援において実践した。
  2. 活動支援にかかわる家政分野の教育についての、派遣教員用ハンドブックを、生活編と技術編の2部に分けて作成した。(日本語版)
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